てすかとりぽか

最近はポケモンのことを書く場所です。

『香港 二日目』

香港に行くことの二日目。ホテルのフロントで無料送迎バスを予約し尖沙咀(チムシャツォイ)へ。

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ビル高っ。香港に来た第一印象がソレ。地震がない国だけあって、隙間もないほどに高層ビルがひしめき合っている。そしてその全てが、普通の雑居ビルですら新宿の都庁ぐらいの高さがある。あと看板多っ。

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深夜特急』や『恋する惑星』『天使の涙』に出てくる重慶大厦。夜になるとイスラム系の人が「ニセモノアルヨー」と声をかけてくる。香港ではここ以外で客引きに会わなかったので、治安は池袋より良いと思う。

『倫敦大酒楼』

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AM9:00 朝ごはんは飲茶。朝っぱらから現地の老人でいっぱいで、日本の病院ロビーを彷彿とする。店のおばちゃんがワゴンで点心をばんばん運んで見せてくるので、欲しい場合は「要(イウ)」、いらない場合は「唔要(ムイウ)」と言えば好い。一皿どれでも8HK(約112円)と殺安!「鼓汁蒸鳳爪(鶏の足蒸し)と蒜茸蒸肉排(豚スペアリブ蒸し)のごはん」がとてもうまー。

『義順牛奶公司』

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AM11:00 地下鉄で油麻地(ヤウマテイ)へ。牛乳プリンを食べに『義順牛奶公司』へと赴きましたが、看板はあるもののお店は改装中。仕方なく歩いてとなりの佐敦(ジョートン)店へ。

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牛乳プリンとパパイヤミルク(写真)を飲む。飲むプリンと言えどゼラチンでも寒天でもない不思議な食感。そしてやはり砂糖ではない自然な甘みが絶品。日本人の舌がいかに砂糖や人工甘味料に毒されているかを実感。また飲みに来たい。

尖沙咀(チムシャツォイ)へ戻り、JCBプラザで晩ごはんの予約をする。こういう時にJCB持ってるといいと思う。そこで近くの足ツボマッサージを薦められたので行ってみることに。

足ツボとかって北斗神拳の秘功みたいな隠秘学か、よくて易経のように統計学的なものかと思ってましたが、実際体の悪い場所に相当するツボを押されると死ぬほど痛いので、物理学的に体で理解‥。ちなみに最も痛かったツボは目と頭。立派なゲーム脳でした。でも驚くほど足が軽くなって素晴らしい足ツボのこと。

ペニンシュラホテル

尖沙咀にある香港最高峰の5つ星ホテル(パンダは3つ星)の地下でマンゴープリンを買う。本当に食ってばかりですね。でも味とみずみずしさは生のマンゴーそのままに、舌触りは絹のように滑らか、しかも歯ざわりはぷりんぷりんで、値段は20HK(約280円)という安さ。泊まらなくてもいいからこれだけは買いに来たい。

『パシフィックプレイス』

午後からは香港島方面へ渡り、金鐘(アドミラティ)の超巨大ショッピングモール『パシフィックプレイス』へ。高級ブランド店が軒を連ねるその建造物とその周辺の未来っぽさは、明らかに日本最先端のソレに比べても10年は先を行ってることを厭でも認識させられる。ブランド品はいくら免税とはいえ買えないけど。

東方188商場

さらに地下鉄でとなりの湾仔(ワンジャイ)にある香港の秋葉原こと「東方188商場」へ。しかし、つい先週に大規模なガサ入れがあったらしく、目的の海賊版やその他怪しいゲーム類はなくなってしまっているとのこと!「ファミコン版ハリーポッター」もないっていうのかあー!!一体何しに香港来たと思ってるんだ!(オイ)

あるのは普通の日本のゲームとアニメばかりでした。ゲームでは出たばっかのPS2版『聖闘士聖矢聖域十二宮編』とナムコ版『機動戦士高達(ガンダム)一年戦争』が人気。アニメでは『機動戦士高達特種計画(SEED)』と『鋼之錬金術師(まんま)』が人気。
特筆すべきは漫画『死亡筆記(デスノート)』。なんと作中のデスノートが縦書きだ!これは後ほどスキャンして掲載したい。

『パシフィックプレイス』の圧倒的な中国資本力を目の当たりにしたあとで、日本が世界に誇れる技術はアニメとゲームとマンガだけであり、他の分野は既に後進国なんだなぁと実感。


PM6:00 尖沙咀に戻るとネオンが灯り、すっかり香港ぽく。

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『鹿鳴春飯店』

中国料理といったら北京ダック。そして香港で北京ダックといったらココ!といわれるお店。予約は絶対必須といわれるので予約して行きました。大きなお店ではなく、凄い雑居ビルの2階にあるので、ちょっと心配でしたが‥、
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「エビチリ」がうまい!うますぎる!(十万石饅頭風)四川料理の「五味一体」こと唐辛子の辛さ「辣」、香り「香」、色合い「色」、熱さ「熱」、山椒の辛さ「麻」を正に体現した一品。何より素材の大蒜と生姜がまた甘い。大陸原産の野菜は日本で育てると辛くなるということをはっきり味で理解。ということは、これは絶対に日本では味わえないものということか。

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そして北京ダック。店のおいちゃんが向こうをミロ!というので見てみると「俺の北京ダック」の皮をそぎ落としているのが見える。そしてそぎ落としたソレがコレ(写真)。

通常日本で食べる北京ダック風のソレは皮しかついてません。でもコレには肉までたっぷりついてます。で挽きたての餅皮で葱とセロリとタレを一緒に包んで食します。鼻に抜ける香りと濃縮された油の風味がたまりません。セロリと生葱も全然辛くなくむしろあまーい。半分食べておなかいっぱいになったので、残りは包んでもらって持ち帰り明日の朝ごはんに。これで280HK(約3920円)。エビチリ85HK(約1190円)も合わせて5000円以下とわ‥。次行ってもここだけは絶対にいく。絶対に。

『糖朝』

PM 10:00 日本にもある甜点心の有名店『糖朝』へ。日本人に人気という噂どおり他のお客さんもなんか日本人ばっかり。広東人と日本人の見た目はほとんど変わらないが、つねにケータイいじってる連中が日本人だ。

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「楊枝金露(タピオカ入りマンゴージュース)」と「椰汁雪海底椰(白キクラゲ入りココナッツミルク)」を注文。思想の如く漢方薬剤を用いたデザートで、油っこいものを食べたあとでもすっきりいただけます。医食同源というか次を食うために食う。凄い国だなあ。

PM 11:00 送迎バスでホテルに帰ってから、さらにセブンイレブンの粽(ちまき)をハイネケンで流し込む。今日は一体何食食べたんだろう‥。昨日と違ってトラブルもなく朝までぐっすり休む。