てすかとりぽか

最近はポケモンのことを書く場所です。

『ほんとにあった!呪いのビデオ 16』

ほんとにあった!呪いのビデオ 16』日ドキュメンタリー

2005年。パル企画
なんかビデオとってたらイヤーンなものが移っちゃいました的な読者投稿の映像と、それにまつわる周辺情報をあわせ、別に霊だとか呪いだとか定義することなく視聴者に判断をまるなげする、本気で怖くて無責任で素晴らしい映像作品。

例のごとく、すくーるさんと「ほんのろ」最新作の鑑賞会。すくーるさんは変態ですが、ちゃんと怖いものは怖いと面白がってくれる人なので好い人です。全く怖がらない人と観てもつまらない。怖がるけど、それを楽しみまず呪いとして受けてしまう人と観るのも、責任もてないからヤダ。

今回のテーマはどうも「自殺」。なにせ数本ある映像の中でうち半分は自殺関連。そして、うち2本はアタリ映像。特に「引越し先に‥」は大アタリ。

これは パート11の「不動産めぐり」同様、不動産物件を撮影してたらとっても厭なものが映ってます系。「不動産めぐり」ほど映像のインパクトは強くないものの、明らかにそれが何だかわかるモノという点では、今回のほうが怖い。

実際、その撮影された部屋は異様に家賃が安い、いわゆる「いわくつき物件」だったそうな。いわくつきとは、そこでかつて自殺・殺人などがあったってことです。実際にそういった物件は少なくないそうです。

というか、自分の住んでる向かいの部屋がまさにソレで。新聞屋さん曰く自殺があって家賃3万だそうな。今人住んでるけど平気なのかな?

ちなみに、すでに自分の友達でも2人ほど首吊り自殺で亡くなられた方がおりますので、正直自殺はとても身近な興味の対象です。
基督教では他殺同様の宗教的罪となり、死後も尚自殺したその場所に留まり、その瞬間の動作と苦しみを永遠に繰り返すといいます。(と『コンスタンティン』がいってた)。

上の話は、少なくともアメリカでは学校の「科学」の授業でも教えられているぐらいの「常識」だそうです。だからあの国では自殺者が少ないんですね。
「宗教」と「科学」を混在させているような国の教育を誉めるわけではないですが、こういった「自殺抑止力」が存在しない国は世界でも日本だけだそうです。だもんで、日本では自殺ブームが止まらないわけです。

ちなみに、この「ほんのろ」シリーズは腐るほどたくさん出てますが、実際「なんじゃこりゃ?」的なハズレ作も多いです。でも、たまにある「なんじゃこりゃあああ!!!!!!!!!」的アタリ作のその怖さは、数あるホラー映像作品では最高峰にあるかと。

オススメは「スペシャル4:謎の女」「スペシャル5:疾走」「パート11:不動産めぐり」。ほんと死ぬまでに一度はみたほうがいい、真偽はともかくこういう凄まじいモノが世の中に存在するってことを。