てすかとりぽか

最近はポケモンのことを書く場所です。

『サウンド・オブ・サンダー』

サウンド・オブ・サンダー

2004年。米・独製作。ピーター・ハイアムズ監督。
有名なSFの作家レイ・ブラッドベリ原作『いかずちの音』の映画化。
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タイムマシンで恐竜の時代に行ったら、
未来が変わっていろいろ困る話。

でも『ドラえもん のび太の恐竜』みたいな、
「航時法」を守らないと未来が大変なことになるよー、
とか科学技術の進歩に警鐘を鳴らすような説教臭い話でもなく、
ふつーに「虫に刺された」とか「池でおぼれた」とかで大騒ぎしたり、
3DCGソフトについてくる教材みたいにテラテラした恐竜に追い回されたり、
とてもほほえましい低予算B級アクションに仕上がっております。

最近「ニコニコ動画」漬かれしていたせいか、
こういったほほえましい作品を目にしてしまいますと、
「ちょw」「ねぇよw」「これはひどいw」「アッー!」と、
つい心から感嘆のコールが漏れてしまいます。

いや、冗談ではなく、普通に真面目な意味で、
ニコニコ動画」みたいなメディアが出てきたことって、
今後ツクリテの皆様にとっては大いなる脅威なんだと思います。

かつて普通に「つまらない」「くだらない」と、
悪評されてきたものの価値観が一転してしまうんですから。
当然、狙って意図的に質の低いものを作る輩も増えるでしょうし、
またそれなりのレベルの作品の評価は以前より厳しくなるでしょうし。

中途半端にお金かけてそれなりのモノを作っても売れないのなら、
本格的にお金をかけて最高の品質のモノを作り上げるか、
割り切って駄目駄目なモノでもでっちあげるか、
その二極化が起きてもおかしくない。

でも、本当におもしろいモノは、
本格的にお金をかけたのに駄目駄目な作品なんだけどさ。

"7日間ネットゲームをプレイして死亡"(ITmedia NEWS)
何だ。最近のゆとりは7日程度で死ぬのか。