てすかとりぽか

最近はポケモンのことを書く場所です。

『PokiPoki』 萌えタバース

"ゲーム主体のバーチャル空間「Poki Poki」の可能性"

韓国Neowiz Games Corporation社発の、萌え系バーチャル空間(メタバース)なんだそうな。
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プレイヤーは自身のアバターを「購入」し、いろんな「ミニゲーム」をしつつお金を稼ぎ、「カップルを作ること」を一つの目的としている世界なんだそうです。

いい言い方をすると『セカンドライフ』と違って、目的意識がはっきりした活気的なメタバースです。でも、悪いいい方をすれば単なるアイテム課金と出会い系要素がついた、ただの『どうぶつの森』なんじゃないかと。

あと、日本で「カップルを作ることを目的」と名言してしまうと、「出会い系サイト規制法」に引っかかるので、「18禁ゲーム」になってしまいます。ゲーム内のつきあいをリアルに広げることにやぶさかではない『セカンドライフ』は元から18禁ですが、「モバカレ」や「モバカノ」ができることで話題の『モバゲータウン』は、規約上で「オフ会禁止令」を出すことで、この法律に対応し、18歳未満の児童にも人気なわけです。

でも、「出会い系要素」を抜きにしても、日本国内で流行る可能性は高い作りだと思います。世界中で大ヒットしたアメリカ製MMORPGEverQuest』が「絵がキショイ」という理由だけで日本では流行らず、絵柄が萌え系ってだけで韓国産の『ラグナロクオンライン』が流行ったという経緯を考えれば、『セカンドライフ』ではなく『Poki Poki』が主流になるというシナリオも当然ありえます。

そうなると、注目したいのは日本国内でのパブリッシャー(運営会社)がどこになるのかということ。実は開発元のNeowiz Games Corporation社は、つい先日オンラインゲーム運営会社ゲームオン社に対しTOB(株式公開買い付け)を仕掛けました。TOBは簡単にいうと株式の買占めを行うことでその会社を乗っ取ることですが、そう簡単な話でもないので、詳しくはアニメ『遊戯王デュエルモンスターズ』の「108話 攫われたモクバ!海馬VSサイコショッカー」をご覧ください。社長が会社の株式を「カードに例えて」詳しく説明してくれています。今考えるととんでもないアニメだな‥。

というわけで、ゲームオン社が『PokiPoki』の国内パブリッシャーになる可能性が高いんですけど。そう考えると結構どうでもいい話だなあ。